本日は当院に来院された方のお話をしたいと思います。
今回の方は１７歳の男性でサッカー部に所属している方になります。
初診時は両股関節の前面付近に痛みがあるとの事で来院されました。問診時に話を聞いたところ３ヵ月前から痛みがあり他院に通院していたがあまり改善がなく、運動を少しの間休んでも再開すると痛みが再発するとの事でした。
お体を診させて頂いたところ骨盤の骨の一部である下前腸骨棘という所に痛みがある事が分かりました。
この下前腸骨棘の少し上の部分に上前腸骨棘という所があるのですが、上前腸骨棘には大腿筋膜張筋、下前腸骨棘には大腿直筋という筋肉がついておりジャンプやボールを蹴る時に使う太ももの筋肉がついています。
ジャンプやボールを蹴る動作が続く事で筋肉に引っ張られて筋肉がくっついている場所で炎症を起こし痛みが起こります。ひどくなると筋肉に引っ張られて骨がはがれてしまう剥離骨折を起こしてしまいます。
今回当院に来院された方もサッカーの練習により負担がかかり炎症を起こしていました。また体幹の筋力が弱く体が安定していないためにボールを足だけで蹴っている為、足の筋肉に負担がかかり硬くなり筋肉のくっついている所が引っ張られ炎症を起こし痛みが出ているといった状態でした。
その為、一時的に痛みが引いても運動を再開することで負担がかかり炎症を起こし痛くなるという悪循環になっていました。
治療は当院では筋肉の緊張を取り、エレサスという微弱電流の機械を使い炎症をとっていきます。また、痛みの緩和と共に正しい体の使い方やインナーマッスルのトレーニングを指導することで体幹が安定し足だけで蹴る事がなくなるので負担を減らし根本からの改善を目指していきます。
お身体に不調やお悩みの方はお気軽にご相談ください。
あなたの痛みを真剣に改善・解決します。